BACK

トラベラー 報告



 

 

       フランスの風に吹かれて     京都市 S.Y 

「フランスへ行こう!」と決めたのは、今年の始め。その代わり一年頑張ろうと。午前中パート、午後はヨガであちこち、または打ち合わせ。土曜、日曜日はお寺でヨガ・・・そんな日々を過ごしていました。そのお寺でヨガをはじめて丸4年が終わり、9月から5年目に入り、心新たに襟を糺し、しっかり向き合っていこうと思い、そのためにも場所を移動し、風を感じてみたいと思ったのが、このフランス行きを思いついたきっかけでした。
その思いを誰かが聞いていたのか、あらゆるチャレンジをすることになりました。観光客バスツアーの「ヨーガとプチ坐禅体験」を始め、ヨーガと他の団体とのコラボレーション、パーキンソン病の方へのヨーガ、高脂血症の方へのヨーガ、そして笑いヨーガの依頼。その新しいヨガのプログラムを考えていくのに追われる日々でした。「フランス行きがあるから なんでもないわ!」って感じで、次々チャレンジしていきました。
さぁ、本番フランス行きの日がやってきました。長年一緒にヨガをしてきた先生と二人で、行くことになりました。泊まりは、サーバスメンバーで、2度ほど日本来日において、デイホストをさせていただき、仲良くなっていたRさん・Fさん夫妻宅です。今Rさんは台湾でお仕事。パリにはF夫人と息子のDさん。そんな中、ずうずうしくもお願いしたのです。
10月12日夜出発して滞在は3日という短期。そのため旅費を安く上げる為ドバイ経由で行くことに。(しかし時間さえ我慢すれば機内食もよかったです) 日曜の礼拝ではミサ曲を一緒に合唱し、また帰りの前日には夜のコーラス練習風景を見学でき、バッハのミサ曲を聴け、とても心地よい体験ができました。1日はルーアンへ出かけました。日本で馴染みのマカロン発生の地とか。日本で食べるお菓子より、日本で食べるフランスパンより美味しく感じるのはなぜ?という思いがずーっと頭に残り「どうも小麦粉の違いではないか?」という結論に至りました。
本当は、せっかく行くのだから、計画をしっかり立て、あれもして、これもして・・・と考えていたのですが、ある時、本当に風を肌で感じ、帰ってこようと思ったのです。結果それはとてもよかったです。無計画ではなく、成り行き、その場で次々予定が入り、そして動いていく。人生そんなときがあってもいいのかもしれないなあ・・・と。
エネルギーをもらって帰国した私たち二人は、しばらく興奮状態、夢心地は覚めませんでした。そんな中11月6、7日と台湾のRさんとお世話になったフランスのFさんが日本へ来るとのメールが入りました。パリで会った人と、日本でまた会えるといううれしいことの連続。Fさんはとてもお寿司が好きで、予め目ぼしをつけておいたお店にお連れし、次の日は友人宅ですき焼きを食べていただきました。大丈夫だろうかと心配していた友人も、おいしそうに食べてくださる様子にほっとしていました。その後友人宅では遅くまで話が尽きなかったということです。
今回のフランス行きは、私と友人のフランスへの旅とR & F さんの日本への旅へと大きく風が吹いて巡回した旅でした。時には、もったいないと思うことでも多分そうではなく、次へ繋ぐ風を起こすことであったりするのかもしれませんね。私は今回それを体験しました。「今年は絶対フランスへいこう!」そう心に思った時、いろんな風が向こうから吹いてきて、次々と新しい事柄にチャレンジでき、そして最後は自分がその風に乗ってフランスまで行くことができました。風が吹く、その風を自分のところで止めることなく自分も風と共に吹かれ、そして新しい風をまた人に送っていく・・・そんな生き方もいいのでは・・・?と教えてくれた旅でした。

        札幌雪まつり         京都市 H.T


以前にも、Y様にはニセコの素敵な別荘でお世話になりました。今回は札幌の雪まつりを見るために、札幌のお宅で3泊お世話になりました。「雪まつりの期間中は混んでいる。前日でも出来上っているので、早く来る方が良い。」というYさんの忠告に従って、期間前に行きましたが、会場付近をうろうろしているのは観光客。雪像を作っている人に道を聞きましたが、彼も東京から来ているので道は分からないと。札幌雪まつりは北海道のお祭りではなく、全国版である事を悟った次第です。雪像、氷像とも初めて見るので、その精巧な事に感激でした。雪まつりはイルミネーションも美しく、又、雪の滑り台が出来ていたり、子供が十分楽しめるものです。私も童心に帰って滑り台をしたり、もいわ山に始発のケーブルカーで登り、スノーシューで新雪の上を気持ちよく歩いたりと、冬の札幌を満喫しました。
一日は観光バスで支笏湖の氷涛祭りへ。札幌の町中とは違って、自然の中での氷涛は、又、素晴らしいものでした。湖畔の秘湯で昼食と温泉、心の底から休まった1日でした。
その上、素敵なのが、Y邸の食事です。Yさんが丹精込めて作られた無農薬野菜のメニュー、漬物も色んな種類の物を漬けられています。甘味料は普通砂糖ですが、メイプルシロップ、それも絞り方等で5種類があり、それを使い分けていられるのです。この事から万事押して知るべしでしょう。 とにかく何もかも楽しい3泊の北海道でした。Y様、本当に有難うございました。次はぜひ我が家に来て下さい。