第35回日本サーバス国内会議の報告        

本年度の国内会議は去る3月15日と16日に東京で開催されました。遅ればせながらこの会議について以下の通りご報告します。Tの個人的な責任で同会議の議事録確定が遅れているため、この報告の内容は会議参加者の全員の検証を経たものではなく、いわばTの印象記であることをご了承ください。議論の詳細は後日掲載される議事録でご確認ください。


1.日本サーバス50周年記念誌発行の総括

国内会議の席上では簡単な報告に留められましたので、今回、編集長のAさんから以下の寄稿を得ました。
編集長からの寄稿: 日本サーバス50周年記念誌を発行して早や1年


ユース部会担当役員にT.O.さんを選任

若い世代にサーバス活動を継承していくため、国際サーバスでは各国サーバスにユース部会を設けることを提唱しています。日本サーバスも昨年の国内会議においてユース部会の設置を決議しましたが、担当役員不在のためこの1年は休業状態でした。このたび東海北陸支部会員のT.O.さんが立候補してくださり、今回の会議でT.O.さんのユース部会担当役員への就任が全員一致で承認されました。以下はT.O.さんの「お言葉」です。

ユース部会長からのメッセージ: ご挨拶


3.2012年度の日本サーバス本部の活動

(1) 決算報告

会計担当のIさんから本部の一般会計および2つの特別会計の算報告があり、会計監査のMさんから報告は正確である旨の確認がなされました。

昨年度は会員281名、トラベラー認証72名、リスト販売数306冊で収入合計761,346円でした。支出は、京都駅前特等地の会議場の費用63,950円、国内会議旅費補助5名分81,960円等を含めて合計521,938円となり、今年度への繰越金239,408円を確保することができました。50周年記念誌発行特別会計では、完成品の販売金額および寄付金の合計273,620円が収入に計上されましたので、20万円を予定していた一般会計からの繰入額は27,180円のみですみ、合計700,800円の収支が整ってこの特別会計を終了することができました。国際会議派遣特別会計では、予算化していた114,071円のうち57,000円をポーランド総会旅費補助として会長のTに支給しました。


(2)ポーランド国際大会への参加

近畿支部のI、H、Tさんは昨年85~11日にポーランドで開催された国際サーバスのユース部会大会に参加しました。会長Tは、H、T、T夫妻(同じく近畿支部)の皆さん、九州支部のOさんとともに同月18-25日にポーランドの別の場所で開かれた国際サーバス総会(3年ごと開催)に参加しました。和気あいあいのサーバス天国ムードを楽しむとともに、サーバス活動に対するモチベーションを高めることができました。


(3)被災者支援プロジェクトの現状と展望

ピースセクレタリ(PS)のTさんから2012年中の活動報告を受け、今後の展望について議論しました。Tさんから、同氏の活動をサーバスのプロジェクトから切り離す要望が表明されましたが、「日本サーバス被災者支援プロジェクト」は東日本地震津波被災者だけを対象としたものではありません。あらゆる「被災者」を支援・応援することは地域の平和を回復・維持する重要な活動であるとの観点から、現行ではPSであるTさんが個人的に行っている気仙沼市小泉地区の復興応援活動に日本サーバスの名前で参加させてもらっているものです。同プロジェクトに寄せられた会員の寄付金・物資の処分はPSに一任され、PSは国内会議で会計を含めた活動報告を行っています。会員の皆様には以上ご了解のうえ、金銭面あるいは小泉地区向けの布地や毛糸などの寄付を継続してくださるようお願いします。

(4)日本サーバスホームページの改定

IT委員長のNさんから2通りのサンプル画面の紹介と説明があり、議論の結果、基本的な構成は提案通りとして、会長・副会長などが見直しの後公開することとなった。その後、各支部の意見や提案を求めてより良いものとすることになりました。各支部あるいは会員個人でもご意見やご提案がありましたらNさんに送ってください。

さらにサーバス活性化の一環として、ホームページ上の説明や文言ばかりでなく、旧来の印刷物パンフレットなどを全般的に見直す作業を開始することが決定されました。


(5)2013年版ホストリストの作成
ホストリストコーディネータ(HLC)のTさんから刷り上がったばかりの2013年版リストが会場で参加者に配布されました。今年のリストは277名のホストを掲載して600部印刷され、支部を通じて日本の会員に配布される一方、逐次各国サーバスへ送付されます。

あわせて来年度以降も印刷物としてのリスト作成を継続すべきか議論しました。

国際サーバスのSOL (Servas On-Line)プロジェクトは、世界中の会員のデータをオンライン化して、サーバス会員または認証トラベラーであれば誰でもいつでも世界中の会員のデータにアクセス可能にすることを目標にしています。2009年以来のプログラム開発は不調のようで、昨年の国際総会では新たな技術チームに外部の専門家を加えてSOLプロジェクトの完成を目指すことが決議されました。現行のDolphinプロジェクトには多くの国がデータをオンライン化していますが、実際には並行して印刷物リストを発行している国も米、仏、豪、韓国を含めて12ヶ国あります。一部の国はオンラインデータにアクセスできるのは各国の会長とHLCに制限しています。

データ流出などの心配は尽きませんが、ネットの活用としてメールばかりでなくデータ自体のオンライン化に向かう趨勢には逆らえません。日本サーバスでも何らかの形でオンライン化することを前提として検討チームを発足させることになりました。ご意見やご提案をお寄せください。


4.各支部の活動報告

九州:例会3回、会報6回。20名で韓国訪問した。紹介文書を改訂中。

中四:国際交流27団体のブース紹介に3回目の参加、サーバスの名前も浸透しつつある。

近畿:例会7回、同時に会報。支部からポーランド大会に参加。パンフなど改訂中。

東海:移動例会3回、会報3回。8名で台湾訪問した。

関東:例会3回、HPあるので会報は発行せず。問合せだけで入会まで行かないケース多い。

東北:例会1回、会報3回。丁寧なフォローが入会に結び付いたケースあり。

北海道:例会1回。シニアボランティアとしてジャマイカに赴任した会員あり。


7回東アジアサーバス国際大会の案内

国際サーバス東アジア地区コーディネータのNさんから、本年1115日〜17日に中国広州市の中山大学キャンパスで開催予定の東アジア大会が紹介されました。東アジア地区はモンゴル、中国、韓国、台湾、日本の5ヶ国に香港を加えた6つのメンバーグループで構成されています。3泊食事つきの参加費は300ドルで、会員であればオブザーバー参加は自由ですので、ご希望の方は至急に支部長を通じてNさんに申込んでください。


6.日本サーバスのNPO法人化

20世紀末以来の懸案であり、すでに故I会長時代に、基盤整備として会計制度の統一などの処置をとっているのですが、人材難などの懸念から実現の方向が見えませんでした。社会的な信用を考えても、組織としての継続性を保証して次代に引き継ぐためにも、制度化・法人化は是非とも必要です。50年の活動実績を証明する立派な資料も完成し、加えて今回の会議では、ご自身がNPO活動の経験豊富なTさんから、行政との関係などの利点、活動の広がり、おもしろみ、等々お話頂いて、今年いっぱいを研究期間として来年の国内会議で手続き開始を決議できるように準備することになりました。


7.日本サーバス本部の2013年度予算

会員数276名、認証72名の想定で、予備費193,720円を含めた予算総額732,150円の規模の予算が承認されました。収入では、50年誌特別会計の終了に伴って支部分担金が過去2年間の@750円から従来通りの@400円に変更されました。支出では、国際サーバスのSOLプロジェクト分担金60,460円を予算計上(3月末に送金)しました。これは2009年の国際総会で3年間の時限立法として100名以上の会員を擁する国あてに請求されましたが、SOLの方向性が不明確として日本サーバスは過去2年間支払を保留していたものです。


8.サーバス活動の活性化
目標として(1)会員数の減少をくいとめる、(2)平均年齢を高くしない、ことを提案されて一同苦笑。関東支部のMさんの大学への働きかけは継続中です。ホスト活動の熱意が不足しているとの意見、支部間のコミュニケーションの改善が重要とのコメントもありました。若い関東支部会員のIさんからサーバスの意義を評価する発言を聞いて、参加者一同とても心強く感じました。


9.来年度国内会議の開催期日と場所

昨年来の参加者全員の懇願にこたえて東海支部が開催支部を引き受けてくださり、期日は2014315,16日、場所は東海支部一任で決定されました。交通の便からは名古屋近辺が有利ですが、東海支部では国内会議を参加者の交流の場とすることが重要と考えており、合宿形式でゆったり過ごせる場所を選定中とのことです

昨年の会議で、国内会議開催支部を2年先まで決めることを原則としましたが、今回の会議では2015年の開催支部を決定することはできませんでした。             

2013.7

会長 K. T.