会長就任のご挨拶

 

去る28日と29日に東京で開催された第33回日本サーバス国内会議で今期(2011年と2012年)の会長就任を了承されました関東支部の田中国夫です。昨年初頭に富岡会長がご家庭の事情で会務を継続できなくなったため、副会長であった私が会長代行を1年つとめ、今次の国内会議を主催しました。会長に立候補者はなく、推薦を受けた数名も辞退したため、私が正式な会長に就任することとなったものです。私がその器でない程度は菅真人クンの比ではないのですが、今はPositive Thinkingに徹して開き直り、日本サーバスのためになると信じることを実行していきたいと思います。

 

今は昔、東京オリンピックを機に日本人の海外旅行が自由化され、限度額500ドルの外貨をポケットに欧米へ流れた若者の波に乗って私も安上がりの欧州旅行を志し、「海外旅行あなたの番」とか「Europe 5$ a day」の本でサーバスを知って初代会長の天野さんを訪ねました。それ以来、サーバスを通じた有意義な体験と様々な出会いに恵まれて、サーバスを除いたら私の人生に何が残るかと自問するほどです。この間の社会の変転や科学技術の進歩に照らして、サーバスの理念や方法は賞味期限が切れているのではないかとの疑問が一部に聞かれますが、そんなことはないと思います。特定の宗教や思想信条にとらわれずに、人間性の基本的に善なることを信じて、個人対個人の信頼関係に基づく交流の輪を作り続けていくことは、どんな世の中になっても大切ではないでしょうか。

 

サーバスの活動は、個々の会員の交流活動の積み重ねです。組織としての日本サーバスの仕事は、皆様の活動が円滑に有意義に進められるよう後方支援することと、サーバス活動を外部の人に知ってもらうよう、特に若者を引き付けるよう前方展開することと思います。

皆様のお力を貸して下さい。

 

田中国夫 201166日記